グリップ交換
①グリップ交換とは
グリップはタイヤのように磨耗してすり減り、温度・紫外線・汗・油などの汚れの影響を受けることで、時間の経過と共に劣化する性質があります。使用頻度にも異なりますが、2~3年の間に一度は新しいものに交換する必要があります
②グリップについて
グリップの状態がプレーに与える影響は意外と大きなもの
重さ・太さ・硬さ・装着法など何を選択するかで、クラブを振った時の感触は驚くほど違うものになる可能性があります
グリップ選びの重要なポイントは、重さと太さ。重さに関しては軽い物だと25g、重い物だと80gまでの重さのものがあります
重量に気を配らずにグリップ交換すると、クラブを振った時のフィーリングが大きく変わってしまった…ということがよくあります
例えば50gから40gのグリップへ交換すると全体重量は軽くなります。ですが相対的に見てみると、クラブヘッド側が重くなってしまうことでスイングウェイトは、3~4ポイント重くなってしまうのです
実際にスイングしてみると、フィーリングの違いをかなり感じるのですが、場合によっては5ポイント以上のスイングウェイトが変わってしまったということもあります
市販されているグリップは40〜60gの範囲の物が多く、同じグリップでも品質管理面で2~3g程度のバラツキが出るものもあり、スペックを細かく管理するという面では、相応の配慮が必要となります
③グリップの太さ
M60(内径0.60インチ) M58(内径0.58インチ)というのが、一般的に多く出回っているサイズ表記なのですが、これらを同じシャフトへ装着した場合、内径の小さいM58の方が厚みが大きいため、M60よりもグリップ全体は太くなります
太いグリップのメリットは、方向性の良さと安定性。ですがその反面、デメリットとしてはコックの使いにくさと飛距離の出にくさが挙げられます
また、グリップの握り方や指の長さや、手の平の大きさも大切なポイント。多くのクラブグリップを実際に握ってみて、ぜひお客様に適正なグリップの太さを測ってみられることをお勧めします